令和6年1月1日 能登半島地震 ご支援に対する御礼とご報告

 この度、令和6年能登半島地震並びに9月21日能登半島豪雨で被災された皆様には心よりお見舞いと哀悼の意を申し上げます。
 1月1日の能登半島地震の発災より、世界中からお心を寄せて頂いた多くの方々や諸団体様、日本全国の有志個人の皆様、各県の御寺院様と檀信徒様、宗門の各諸団体様から沢山のお見舞いやご支援、温かい励ましのお言葉を頂戴いたしました。その一つ一つが復興に向けて、何よりの大きな励みとなっております。ここに心より御礼申し上げます。
 地震発生直後から全国各地の宗務所様、全国の曹洞宗青年会様、SVAシャンティ国際ボランティアの皆様には、迅速に被災地に入っていただき、人的・物的支援に多大なるご尽力をいただきました。現在もなお被災地域や寺院のニーズに合わせた活動を継続していただいております。
 10月1日現在の寺院の被災状況ですが、県全体として本堂が全壊した寺院は20カ寺(全焼寺院1含む)、半壊以上の寺院が31カ寺、一部損壊寺院が65カ寺となっています。そしてさらに9月の能登半島豪雨の被害により、道路の被害や崖崩れや河川の氾濫が多数発生し、現在でも復旧作業の大幅な遅れや見通しが立っていない寺院も残されている現状もあります。
 これまでの寺院復旧に当たっては、全国曹洞宗青年会と連携し、各県の青年会や有志のボランティアの皆様のお力をお借りし、2月以降、瓦礫の撤去や運搬、倒壊建物の撤去作業、本堂内仏像の取り出し等、多岐にわたって復旧ボランティア活動を担って頂きました。またSVAシャンティ国際ボランティアと曹洞宗婦人会の皆様には発災以後、物資の支援活動や炊き出し支援ボランティアに主体的にかかわって頂いています。
 発災から今日に至るまで、人的、物的、金銭面的に多大なるご支援を賜りました皆様には、深甚の感謝を申し上げます。今後も皆様からのご支援を励みとして、なお一層精進して復興への歩みを進めてゆく所存でおります。

令和6年10月1日
曹洞宗石川県宗務所 現地対策本部
本部長 屋敷 智乗

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